晴読雨読◇日本語の力

猛暑から一変

あまりにも急な秋の到来に驚いています。

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カラリと乾いた空気に高い空、そして虫の声。

月も冴え冴え、夜気に心地よい涼しさも感じ始めています。

読書の秋は、晴れていても雨の日でも昼でも夜でもどっぷりと本の中へ。

秋の風物詩である虫の音を心地良い情緒と感じる民族は世界中を見ても少ないそうです。

ほぼどの国の人も虫の大合唱を騒音と感じ耳を塞ぎたくなると言いますが

日本人として虫の音を「騒音」とは?考えもしない感覚ですね。

海外の研究者によると、どうも日本語を話していると左脳で虫の音を捉え

音楽として変換するようなのです。

言語が日本人特有の情緒をつくっていたとは驚きです。

他国の民族でも日本語を話していると騒音ではなく音楽に聞こえてくるそうです。

言語が情緒や民族性をつくっていると思うと「言葉」が愛おしくなり

この国に生まれて世界にもない特別な喜びの感情を持たせてもらえていることに

感謝のおもいがこみあげてきます。

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日本語学者・山口仲美著「日本語が消滅する」

まさか・・・日本語が消滅危機語だなんて信じられますか?

読み進むごとに現実を突きつけられる、恐ろしくも愛情に満ちた本です。

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「ほつまつたゑ」には日本語が言語の成り立ちや情緒に働きかける仕組み

子供の場合、何歳から他言語を受け入れると脳や情緒が正常に発達するか?など

この本と同じことが記されています。

現代脳科学と現代言語学が、古典である「ほつまつたゑ」と同期していることに驚き

その日本語の響きやリズムが失われるかもしれない現実に

強い危機感をいだき気づかされたました。

「ほつまつたゑ」を読み続けることは

日本民族の特性を絶やさず心豊かに生きることにつながります。

古典という視点を現代の視点に置き変えて

今置かれた日本語の危機を突きつけられ諭された一冊です。

基材のコラム□ジュニパーベリー

心地よく感じる香りというのは体調や感情または環境に左右され

その時々で好き嫌いが変わるものですが。

私にとってジュニパーベリーは安定的にトップ3入りする大好きな香りの精油。

気分を変えたいとき、緊張が続いたとき、満たされたいとき

手が伸びる香りであり、頼れる友達のような植物です。

そんなジュニパーベリーのことを少し記してみます。

ジュニパーベリーは温帯から寒冷地帯で育つ常緑低木で

幹は赤味がかり葉は針のような形で黄色い花を咲かせ

青色から黒色の液果を実らせます。

精油は樹脂を含んだ実の部分からつくられます。

調香の世界では

ウッディでバルサミック、フレッシュで清涼感のあるスパイシーノートとされ

・パリーエジンバラ / シャネル

・Yオードパルファン インテンス / イヴサンローラン

などのフレグランスに使われています。

精油には身体や肌、ココロにたいして

それぞれの植物の効果効能がありますが

ジュニパーベリーのココロに対する働きかけをみてみると

「ものごとにチャレンジできる状態を保つ助けをする」

「他人を助ける仕事をする人々の恵となる」

と言われています。

チャクラでは

太陽神経叢を保護し、他人からのネガティブなエネルギーが侵入してくるように感じた時にすばやく浄化してくれる植物となります。

【石けんはどれ?】

うっ滞している肌に対する強壮剤といわれ、毛穴の詰まりを解消、収斂し、むくみを解消するジュニパーベリー。

夜間の皮脂をスッキリと落としたい「朝用の洗顔石けん」に精油とインフューズドオイルとして果実が配合されています。

他に

「Herb garden」

わん香  / 「春~夏」「Rhythm」石けん及びブラッシングウォーター

に使われています。

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